最近の投稿作品 (2)
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とあるメイコの禁酒目録
「青汁コーヒー、ここに爆誕」
「え?なに?」
白い湯気が周りで遊んでいる一杯のコーヒーカップ。
カイトの前に差し出された液体は、一見では温かいコーヒーが出されたように見える。しかし注意深く観察すると、色は黒にいくらかの緑が混ぜられ、ほんのり香るそれはコーヒーと野菜の青臭さが同時に嗅覚を刺激する。
誰も朝食に付けて飲もうとはとても思えない、もとい、飲もうとはとても思えない「液体」だった。
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モナカ(笑)
メイコが差し出したアイスを見て、カイトは言った。
「いや、いらない」
「…あ?」
いらないと言われたそれは、カイトからわざわざ頼まれて買ってきたものだった為に、メイコの眉を少しだけ上げた。
「あんたが言ったからついでに買ってきたのに、いらないのこれ」