タグ「恋」のついた投稿作品一覧(6)
-
耳の裏のほくろまで
あんたを知っていたけど
肝心なことは何も知らないみたいだ
野良猫との挨拶や
柚子胡椒の匙加減
取るに足らん”てにをは”が全部だったりする
乾いたキスで塞ぐ 涙の跡は
戻れない決意の味 ほろ苦くて
ささくれた心で叫ぶんだ
あんたの優しさが欲しく泣く...ささくれハート feat.可不
-
捨てないでよ まだ燃えるゴミの日じゃないよ
話し合いたいことだって たくさんあるのに
だから 捨てないでよ もう少し待って
丁寧に仕分けして ってねぇ、これも捨てるの?
分別できないな 大切だから
分別つかないな 子どものように
愛して 愛していたんだな
燃やせない思い出ばかりが募って 苦しい
...ごみ
-
月並みぐらいでいいから
愛されすぎも困りもんだってもんだ
浮わつけるぐらいの引力で
クレーター避けて歩いてく
深みに嵌まる前に侍らせた方が 傷つかないし
満ち欠けして駆け引きした 失くす勇気もないまま
繰り返しの 繰り返しを 繰り返した
「そばにいたい」なんて あのとき素直に言えたら
今頃あなたと月...月並みの愛 feat.羽累
-
少しだけ 愛を知ったりして
少しだけ それを返してみた
少しずつ ふたりでひとつになった気でいたよ
愛がなにかはわからないけど
あの日々は確かに美しかった
私なんかに勿体ないほど 眩しかったよ
大切に 守られたりして
大切を 捧げたりもした
大切な はずだったのにね はずだったよね?
あっけ...がらん feat.裏命
-
君にとって僕は都合のいい犬で
尻尾振って待てをして 空気読んだふりをした
愛を願うだけの 怪物に成り下がり不相応に
“どうか拾ってくれ”と 声にならない音で鳴き叫ぶ
感情をぶつけても 愛憎に変わるなら
この喉元噛み切ってくれよ 余計な台詞も吐けないように
最高な僕よりも 最低な僕を見て
清も濁も飲み...愛玩動物 feat.v flower
-
「あいしてた」
そんな五文字に収まってたまるか
長編小説なのに
君からの返事は 決まっていつも
つぎはぎ シンプルで なんか悔しくなる
Hの濃さじゃ到底描けない
Bでもまだどこか物足りない
君を描けない人生なんかいらない
どうかしてる
升目も罫線も飛び越えていきたい...純文学 feat.可不