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月を溶かし 揺れる水面
触れては逃げる 黒い波
誘われるままに 君に堕ちよう
指先でそっと からめ取って
白い浜に足跡
躍る泡沫 呼吸が止まる
どうか 君の中に受けとめて
たぎる熱を 冷ます海水(みず)
寄せては返す 黒い波
求めるがままに 君に溺れる...She is a sea. (仮)
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染まっていく茜雲
そろそろ「さよなら」だね、と
風に髪をなびかせ 隣で笑う君
いつか、また会おうね
指切りの後の手を 伸ばす事は出来ずに
僕は そっと振ってみせた
鳥になって 会いに行くよ
いつの日か…なんて約束にならない
風に乗って 森を越えて
君の元まで飛んでいくから...飛翔回帰(仮)
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夜の帳の中 霧深き森の奥
満月の照明(ライト) 妖し浮かぶ舞台(ステージ)
風に揺れる芥子(ポピー) 眼(まなこ)開く鴟梟(しきょう)
開幕告げて 烏たちが飛び交う
歌い踊れ少女 ここはオペラハウス
人外の憩いの境地
笑いたまえ悪魔 祈りたまえ天使
演目は“ファウスト”
星なき空の下 影暗き森の奥
...深夜歌劇 ~midnight opera~
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篭の中の時は止まったまま
朱い空にトリたちはナく
懐かしい唄 口ずさめば
誰かの声が重なっていく
さあ はじめましょう
禁じられた遊び 咎める人はない
気付かずハマる 童の罠
閉じられた瞳と 震える唇で
選ばれたのは 誰
篭の中にトリは入ったまま...アソビ唄