RyuiY

孤独を寄せ集めた私なんて
このまま居なくなれば良かったんだ
生きることさえ　上手くできなくて
ただ傷だけが　増えてゆくだけ
痛みはいつしか　感じられなくなって
深い闇に沈んで　堕ちてゆく
傷つけてしまった　誰かの苦しみが
心臓を叩いて　鼓動が削れる
ごめんね
ごめんね...

雲を見上げ　佇む影を
見つけて　近づいた
振り向いて　靡く髪に
絡まる光　手を繋いで
駆け出した　二人笑いあう日々を
籠に乗せて　何処までも
続く道を　想い寄せ集めながら
いつまでも　傍にいて
握る手を　離さないで
雲の様に　柔らかい...

赤茶色に　染まる木の葉が
回りながら　静かに舞い降りて
秋風に　吹き飛ばされても
色褪せない足跡を　つけ駆けてゆく
時は流れ　季節は巡る
永久に続く　自然の真ん中で
只一人　あの人の帰りを
ずっと　そっと　待ち続けていた
蛍が光る場所　想いを照らし
暖かい　草の中で眠る...

何もないような　世界の中に
溶け込む　誰かの想いが
現実(リアル)の在処を　伝えてゆく
これ以上は
ひろがりも　容も
持てないけど　せめて　
君の実体(エンティティ)
消されないようにして
深い闇に　包まれ　
蹲る君の姿が　あまりにも...

眩しい日々を　遠ざけて
只　飛び発つ時
孤独さえ　消えて
遠く離れた　楽園に居る
貴方にただ　逢いたいと願う
遠ざかる　記憶を頼りに
手放した日々を　復元して
振り向いた　方角から
聞こえた　微かな祈言
目に映る　無数の星...

中心で　反射してる
マゼンタに染まる街
粒子が煌めき散らばる
ノイズに隠れて　繰り返すセカイ
降下する地面　奥行きを生み出す
空気を経て伝わる　音程
蓄積されたサウンドへ
1秒ごとに　進む波形で
きっとずっと　光るように
生きてゆく...

The morning sky quietly awaken...
薄桃のヴェールを纏い
風がそっと
世界を撫でるように
夏の空を駆け抜ける
思い出に届くこと
それは刹那の中で
現れて静かに
Fade Outしてゆく
果てのない自由を手にした...