猫矢彩人

楽しんだら勝ち　人生劇場
ユーモアを振りまいて （high！high！）
正体もわからない明日に怯えてたら
進めないさ
不感気取り、怯え切ったそのココロ
解き放つように
生き疲れて溺れそうなほど低空飛行
それならその良い子マニュアル、
ほら投げつけて！
嫌われるのが怖いから愛想笑い進行形...

青い春は多分、
逃げきれない悲劇だと思う
いくら振り切っても
影みたいについてくるんだ
かじかんだ指で
宣戦布告
ふざけんじゃねえ！
この人生は私のだ
アスファルト蹴って、
逃げ場のない世界で...

Aメロ1
遠く離れた空の彼方
終わりの見えない旅の途中
歌を綴っている
月に辿り着けそうな歌
38万と4千の
距離をロケットで飛んできた
君に届くように
積めるだけ
便箋を詰め込んできた...

少し風通しが良くなった部屋と胸とが
大切だったものだけ抜き取っていくんだ
あれだけあったダンボールも
無くなると少し寂しいもんだな
ぬるい風が頬を撫でる時、
今更だけどさ、やっと気付いたんだ
幸せの名前は君だったんだな
ねえ、さよならいつかまた出会う日まで
そんな綺麗事は一つもないんだよ
当たり前だ...

明日世界が終わってしまうなら
窓に映る薄藍の空も消えるだろう
昨日描いた夢とか希望とか
列車は置いて走り行く
光なんて遥か遠くに
幸せからも不幸からも離れて
このまま終わるのは辞めだ
憧憬、静かに語る
その感情には消えない名前があった
響けよ、証明...

ふと来る刹那が苦しい
感情に色はないのに
ここまで息を繋いでしまった
僕の妄想だ
見えないものに縋って生きて
傷つくのを恐れた
子供から大人になってしまった
僕は臆病さ
反芻してから飲み込んだ
悲しみとか痛みは...

鉄パイプ持った少女は歌う
渇いた声
煤けた理想を背負って
ガラクタを積み上げた世界に
答えなんて
あるはずないとわかってるけど
枯れていく涙が
音を立てて
心を殺す
世界が壊れていく音なら...

縋って縋って縋って
綴った思いだ
君に届くかは知らないけれど
波に溶けて消えた夏は
切り取った時の片隅で
笑った
砂に残った跡が
君がいた証だ
狭い砂浜が焼け付いていた
ソーダの中揺れた...