My Own Factory

（A）
真っ白な砂糖　ふわり溶かして
あの日貴方がくれた　贈り物に少し似てる
丸い形の幸せ　不器用な指先で描いた
目尻に　遠い思い出　残してた
「子供扱いしないで」　言ってやったのよ
（B）
痺れるレーズン　大人の秘密
解/ほど けたほろ苦いアルコール
先歩いていく貴方の　背中想って...

（E1）
瞼の裏に張り付いた 姿がまだ消えなくて
知らないふりして 切り離した
あの日の影が ついてくる
（A1）
冬の冷笑は お節介に過ぎなくて
コートの袖に隠した指
とどめみたいに 握りしめた
（B1）
数センチ離れた 君の体温が...

(A1)
代わり映えしない毎日が　僕を呑みこむ　午後3時
真っ黒な空気が 見下ろした
「今日もまた死んでいく」
(B1)
一瞬走った閃光が　馬鹿だと殴って　舌出して
振られた指の先に　噛みついてきたのさ
ろくでなしの旅人も　売れないウォッカ　飲み干して
滑らせた口の端に　貼り付けた
「何もできない」...

（A1）
波打つシーツの隙に 透けるような肌色
細い指先が灯した 愛してるの赤色
割れた爪に食い込んだ　欲でさえも愛しいんだ
（B1）
「叶わないのなら逃げてしまおうか」
丸くなる瞳の中 望む景色が映った
ねえ
2人だけの宇宙（そら） 作ってしまおうよ
稚拙な逃避行に 君は頷いた...

※＜＞内は、/以降が読み方になります。
（ワンフレーズ）
目覚まし鳴ったら 100点満点 （ワオ！）
A1
食パンくわえて 踵は潰して
それじゃOK クラウチングスタート
最近気になるあの子の
夢の谷間目指して 一直線！
B1
そんな〈エロ漫画/まんが〉みたいな話...

A1
繋がれたベッドの上
落ちる深海の底
鮮やかに染まる 君の瞳に
哀色を見た気がした
B1
落っこちた桟橋の上で
見下ろしている 僕の影
「あの子が泣いている」
わかってる そう 分かってるんだよ...

台詞
「時よ止まれ　お前は美しい」
（A1）
銀のネックレス　御揃いの指輪
艶やかな黒髪　透ける白い肌
みんなみんな　私のもの
（B1）
そうよ　世界は箱庭　
見知らぬ薔薇の棘など　恐れるに足らない
踏み抜いて　迸る血潮にさえ...

A1
夕暮れの霞が消えて　帳が下りる　降りる　舞台上
あの日　夢見たスポットライトは　薄く瞬いているだけ
B1
こと切れそうなその光をさ　もう一度見たかっただけなのに
ねえどうして　ねえどうして
触れることすら許されないんだよ
C1
僕ら囁く運命に　翻弄されてさ
弱い自分が叫ぶんだ　ここでもう終わり...