２１０番地

強がっちゃって
馬鹿みたいに笑って
誤魔化した涙の温度は熱いはずなのに
鼓動の音が　胸をノックして訴えてるよ
それさえも　無視をして気づかないフリをした
消えてしまいたくて
思い切って息を止めるけど
うまくいかないよ
下手くそでさ　呆れちゃうな
一人だってこと　認められなくて...

かじかんだ指先に　触れるものなんてさ
一つもないよ
ただそれだけの事を寂しいと呼んでは
ため息をつく
そういえば　最近は口癖になってる
弱い言葉
誰が聞くわけでもないのになんで
言い訳を探してるんだろう
涙が乾いて　心も乾いてく
あと一歩だって踏み出せやしないけど...

中身のない今日にイライラ募らせて
中身のない明日に目を向けない
時間が止まった部屋で
隣の芝生を覗いて
青くて綺麗ですね(笑)ってつぶやいた
四畳半に押し込まれた理想論は
境界外で瓦解した
もうどうしたらいいの　教えてよ
何も見えず　もがくけれど
僕が見ていた　あの夢は...

どこへ行こうかな　なんて言葉
つぶやいてみてもさ
そんな事は　初めから決まってるんだろう
誰かが残した　ミチシルベを辿っているんだって
だけど間違いなく　それが自分の道だって信じてるなら歩き出そう
こぼした思いミチシルベにして
目指した背を見つめる
かざした手の先の光を
探して　探して　見つけて
自...

変わっても覚えていたくて
一日を本にした
日に日に本は増えてった
大切な本は埋もれた
なくしたワケじゃない　見えなくなっただけ
明日の事ばかり気にして
昨日の事　忘れそうになるけど
それでも　僕を縛り続けている
言葉は　大切な言葉で
埋もれた本を　また見たくて...