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桜色に染まる並木道 二人歩いたこの道を
今は僕一人 空を見上げ笑いかける
そよ風吹き荒れ キミの声
あれから幾度も過ぎ去る季節
いつからキミは居ないのだろう
ただ、側にいたくて
ただ、笑いあいたかっただけ
ただ、キミを守りたかったのに…
ただ、ただ、ただ…
ただ、キミと居たかった。...ただ、
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真っ赤な飴に包む気持ち
僕の隣にキミがいて キミの隣に僕がいる
それがいつしか当たり前で
ずっと続くと思っていた幼いころの僕
浴衣姿に胸が高鳴り 子供のころのキミが
思い出せない
目を閉じこのままずっとキミと…
りんごあめ
一口かじれば口に広がる甘い味
二口かじれば甘酸っぱくて...りんごあめ
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昔読んだおとぎ話はいつもハッピーエンド
だから私もハッピーエンド
昔あるところに仲良しの二人がいました
いつもいつも笑顔あふれる毎日を過ごしていました
そして二人は結ばれました。
そんなおとぎ話を期待していたのだけれど
現実は甘くはないんだと
思い知らされた
変われるのなら君になりたいと
泣きながら...Happy End
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雨あがりの午後 君と歩く並木道
触れそうで触れない手と手
さり気なく合わせてくれる歩幅
目が合い笑い合う それさえも嬉しくて
この時間が ずっと続けばと
君の隣で あの輝く虹に願う
君が私を見て微笑むのなら 私は袖をぎゅっと掴もう
君が私に近づくのなら 私はそっと目と閉じよう
君の隣...二人の未来
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ある日見た夕日が綺麗だったので
君に手紙を一つ
今日食べたご飯がおいしかったので
君に手紙を一つ
くだらないことを綴った 君への手紙は
空っぽだった箱から溢れ出した
君にちゃんと届いてますか?
未送信の手紙を見返す度
笑いが込み上げる
君もそこで笑っていますか?...届かぬ手紙