ぬた。

いつか見た夢ばかり追いかけて
自分なくして
ぼんやりぼんやり
ふわふわり
ねぇ、落ちたら天国に会える？
独りっきりの空間に安堵
でもちょっぴり寂しいの
物音が欲しいよ
声が欲しいのよ
ねぇ、私って馬鹿かしら？...

見えなくていいの見たくないの
全部夢から覚めたらひどいリアル
優しい夢がいとしい
知らない間に壊れていた
矛盾だらけの現実と
やるせなさ抱えて
それでも生きていたのに
どうにもならない
どうしようもない
どうしたらいいの...

結局人間なんて一人っきり
最初っから分かってるでしょ？
寂しいなんて馬鹿らしい　独りはいやで群れてるわ
でもすれ違うのはみんな他人　知らんぷり
顔も名前も知らない他人と今日も肩をぶつけてる
馬鹿みたい馬鹿みたい
友達恋人家族、でも結局全部他人じゃない
結局人間なんて一人っきり
最初っから分かってるで...

歪む世界に落ちて落ちて落ちてく
ああどうか落下地点で待っていて
抱きしめてなんて言わないから
ただ、笑っていて欲しい
闘争からの逃走　喧騒からの逃亡
許されるなら許されるなら
このままこのまま落として落として落として殺して
歪む世界に落ちて落ちて落ちてく
ああどうか落下地点で待っていて
抱きしめてな...

泣いてるの？
笑ってるの？
君の心が見えない見えない
知りたいのに届かない
僕の声を、聞いてください
世界が美しく笑うならきっとそれが幸福で
逃げ出したい衝動も
泣き出したい感情も
全部全部、生きてる証だって思えるはず
だけどどうして？...

僕はこのままでいいのですか？
僕はここにいていいのですか？
知らない知らない何も知らない
そんな言葉で全部全部否定し続けて
気づいたときには一人だった
僕は僕でもなくて僕は僕すら信じられなくて
世界に僕にみんなが空が僕を僕を僕を責める責める責める
僕がいなければ、幸せですか？
僕はこのままでいいので...

空空空空落ちてくる青
星星星星堕ちてくる光
ねぇ、どこまでゆけますか
ねぇ、どこまで泳げますか
わたしには太陽は眩し過ぎて遠いから　溶けてしまうの
わたしには雲は大きすぎるから　眩暈がするの
地上はこんなにも汚れてるけど大好きだから
世界はこんなにも狭くて残酷だけど生きてるから
だから、わたし大丈夫...

部分的な恋なんて嫌になるわ
あなたが愛したのは顔だけ？
フェチなんて聞いてません！
私の全部を好きになってくれなきゃいやなんです！
好きすき好きって
聞き飽きたお決まりの台詞
ねぇ、わたしがそんなのに満足すると思ってる？
馬鹿にしないで！
過保護な愛なんて嫌になるわ
愛されたいより愛したいの！...

ゴミゴミゴミゴミわたしなんてただのゴミ
ゴミゴミゴミゴミ
でもね生きてるのよゴミはゴミなりに
あらおかしいかしら？
リサイクルなんて夢のまた夢
ほら今日だってたくさん捨てられるだけのわたし
ゴミゴミゴミゴミわたしなんてただのゴミ
ゴミゴミゴミゴミ
でもね生きてるのよゴミはそれなりに
ねぇ笑わないでね...

こんな未来など、知らないわ
こんな世界など、知らないわ
私はなんにも知らないの
無知でいいのよだって子どもだもの汚い世界など見せないで
優しい嘘で塗り固めて隠して騙して甘えさせて
ブラウン管越しの悲劇なんて、他人事
どこかで死んでる誰かなんて知らないの
全部全部全部他人事
現実なんて、私のちっぽけな...

今今今今今今！あなたの愛を求めます
あああああああああああああきっとわたしならばあなたのこと誰よりも誰よりも愛せるはずですから
そんな女に振り向かないでこっちを見て
私だけのあなたが欲しいの欲しいの
だってこんなにも愛してる愛してる
求めて求めて狂って狂ってそして今日も私はあなたを想ってる
今今今今...

何度も何度も繰り返した
それでも遠いよ　願った世界
ただ一途に　知らない明日が欲しかった
笑う　穏やかな日々　光に満ちて
不安も悲しみも確かにあった
決して優しいだけの世界ではなくて
それでも生きていたの
あなたとわたし
きっと、幸せだった
泣きながら　走りながら...

まだ覚えてる、あなたの笑い方
そんな風にいいわけして
いつまでも飾った貴方の写真
平和にピース、なんてダジャレでばかみたいに
ねぇ、忘れないって約束したよ
でもねごめんね、やっぱり人間だもの
写真で見るあなたの笑顔
それ以外、思い出せなくなってる薄情な私
なのに言い訳してる
「あの人はよく笑う人だっ...

たおやかに 月眠る空
愛しさを 押し殺して
息遣い か細く響く
眠れない 今夜もまた独り
どうしてよ こんなにも虚しい
あなたがいない だけで苦しい
眠り奪う 赤い記憶が
今宵月を 穢して行く
歩けない なんて言えない
笑えない そんな想いでは...