れいにゃん

まっくらな墓場の中を　小さな明かりで
前を照らし進む　少し目を輝かせて
一番奥の墓で　両手を合わせて
願いをひとつだけ言う　「今宵も僕の前に来て」
ユーらユーら揺れて僕の前に現れた
手を伸ばしてもすり抜ける
冷たいその目はドコを見るの？
新月の夜に出てくる
黒髪の少女
アァ僕は君に惹かれてく...

何もない明るい午後
人が全て敵にみえて
声も聞こえず 周りも暗く
ただ無言で遠くを見た
闇のなかを孤独に歩く
時間だけが過ぎてゆく中で
くらい道の奥から
一筋の光が見えた気がしたんだ
月夜の下で 君と出逢った
あのときから僕らの...

親には全て否定され
友にはウザがられて
先生とはコンタクトゼロ
唯一の味方はインターネット
あれもだめ これどうしよう
そんなこと 忘れちまえよ
何もない 誰も信じられない
そんなときこそバカになれ
あれこれ考えたって
仕方がないじゃん...

桜並木の道　桃色の花びらたち
少ししか咲かない花は　確かに咲いている
はしゃぐ子供たち　話す大人たち
とまれて思ったときは　確かに流れてる
少し外れた公園で　よく話したよね
もうどう願おうとも　あの日からこの町に君はいないけど
いつも笑い合ってたね　どんな時でも
僕の前でもう一度　笑って欲しかったな...