最近の投稿作品 (108)
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forgiven 《コラボ》
青の世界の その果てに
気がつけばまた 佇んで
時の流れに許されて 何になるのだろう
愛してほしい、と呟くことも
色を忘れて 降りしきる 想い出の雨
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透明なピアス《曲つきました!》
ぬるい手が離れて、五時半 君を後に部屋を出たんだ
曇りガラスの向こう側で ひとり君が泣いてる
まだ 聞かせてくれないんでしょうか
その 片耳だけのピアスのことを
ねえ 僕のことをあやすような声
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徒花綴~咲き乱る君ぞ愛しき~ 《コラボ》
巡り合わせは徒に 朝な夕な惹かれ溺れた
影追い慕う日々を 戯れに縁と信じ
何時しか憧れは 胸を包む火群と変わり
痛みにも絆されて 絶えず燃ゆる恋病
月の影に伸ばす指は 空を割いて痕を残す
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ラッキーパンチが当たるまで 《曲つきました!》
そりゃあ僕も休んでばかりじゃない、なんて
言い訳は選り取り見取りで 今日も寝る時間だ
夢を掴もうと 選んだはずの現状さ
空回りするたびに 諦めようか、なんて
誰かの背中追って 実力は追いつかない
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鳶色の強がり 《曲つきました!》
思うほどの 大人にはならなくて
気がつけば、ばかり積み重ね
髪を撫でる かさついた掌に
甘えるフリして 素気なく
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ゼロ距離発射 《コラボ》
キミにメールで 「おはよう」の目覚まし
朝の日課 今日も完了!
寝ぼけた返事 打ち間違えも可愛い
ねえ、会えるまで あと何分?
寝グセ残ったキミの左が 私の居場所だからね? …なんて!
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margined midrange
手を取って、
点灯時間は過ぎたけど あと五分
目覚ましくらい鳴ったってさ 馬車はカボチャにならないし
等間隔に並べた 螺旋の歴史にも
名前をつけて良いかな 余白に書き込んだ
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color of smile 《コラボ》
目蓋を閉じて描いていた 幸せばかり探していた
夢じゃないと信じたくて
明日の先の探し物 本当の笑顔は 何色に見えるかな
見えないなら色付けて 空に浮かべよう 心の目印になる
誰でも涙持ってるように 誰でも笑顔持ってるから
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紺に溶ける透明
窓辺に月明かり 街は眠ることもなく
手をつき見下ろせば 頬を撫でるひとしずく
いまでも忘れられずに ここにいるというのに
硝子の涙は いくつ 零しても尽きない
砕けてしまえばいい 願うほどに 胸の奥突き刺さるのは ほほえみ
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霧に似た本能
切れかけた電灯 冷えた暖房の匂い
帰りたくないと怠惰に任せば うつ伏して明かす
疲れてしまった 弱音は甘えにぶつけた
臆病な僕は 胸の奥の深い沼に 鉛を飼い慣らしている
吐き出せない 声が出ない
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そして夢の中 《曲つきました!》
私の声が届くのなら 呼吸の仕方を教えてと 眠りに落ちる
今日も夢の奥には 私だけの場所が待ってる
いつまでここにいられるの? どうか言わずに
眠りの外は怖い場所と 忘れてしまえる 全てを
ねえ私を抱いて そう強く 痛みも忘れるほどに強く……
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簡単なお仕事っ!
これを聞いてるあなた 突然ですが、恋してますか?
青春を謳歌するだけの とっても簡単なお仕事です
随時募集中です
恋人いないあなた 研修も充実しています
恋人を作るだけの すっごく単純な研修です
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Replicated Landscape
「私」と相対 ココロの創世
開ける視界に 光を宿した
事象の総体 世界は双生
意識の淵から 生まれて出ずる
真実はどこに (『Cogito』)
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E.
永遠、だなんてないって
そんなの分かっているけど、でも
この人ならば、なんて
何度も「つづく」と「おしまい」だけ 繰り返していた
これで最後にする もう迷わない
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Raindrops 《曲つきました!》
溢れる雨 指先に滲む
窓開いて一人うつ伏した ガラスを伝い落ちる雫眺めて
ただ涙をごまかすためなら 一粒でいいのに雨は止まない
忘れたいよ 「もう好きじゃないの」
君は微笑う 「それでも良いんだ」
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長い長い別れの唄
もう私のことは 見てくれなくていいよ
幸せになれると 今なら信じられるから
愛を知った印と 決別の証に
長い長い 別れの唄をうたおう
いくつになったって 机の周りはぐしゃぐしゃで