ししゃもしゃも

出会った頃は
まだまだ先の現実を考えていたようでいなかった
好きなものだけを追いかけてた
夢も一つ二つ
心の地図にカケラ書き足していった
迷うことないと鞄に入れて
いつかたどり着くと信じてた
迫る現実に囲まれて
険しい選択（みち）に
迷いつまずいて...

始まりはまだ春の頃
開いたマニュアル眺めながら
用意してた白いノート君の様子一日をつづる
幼いころに描いていた大人になっていくプロセスは
見返したら違ったけどどの瞬間も必然
そっと撒いた小さな種緑の二葉になって
もっと育て水やりしてた日向置いて
いつの日かこんな日が遠い日にそう思っていた
まだ寝癖治...

Last,last light！
続く現実に手を伸ばし掴み取れ
君の強さよ輝いていけ
Only one
本当の辛さを知った者
続くあの向こうへの扉
相対するには多すぎる
失望に逃げていた
偽りの世界の真実に何を求めてるの
儚い夢見て重ねても...

響けこの世界中に
届けたい溢れ出したメロディー
ごまかさないで聞いてね
目覚ましが鳴ったらあくびひとつ
眠い目こすり伸びをしたら
今日が始まります
カーテンを開いて
出かけるまでの時間計算して
Jumpin'
電源入れて流れる音にのせて...

気が付けばいつの間にか春の風
想えばそんな月日が経っていたね
振り向けばいつもそこに合った景色
もう少しだと感傷的になる
ついつい見逃した枝の先
膨らんだ新しい芽
これからを彩っていく
道端の小石蹴っ飛ばした先
タンポポが葉を持ち上げていたんだ
選んだ道のりは平坦じゃないくらいわかっている...

小さな頃の夢は世界を平和にするみんなのヒーローだった
今は横目でニュースさえ素通りして
見えないふりをする
人の思いの重さに繋がり求めても
理想を物語ることは容易すぎて
誰も見失う
ああ　空の青さは
歪むことを知らずに続いてゆく
長く続いた雨も
いずれ上がり緑色が光る...