Nothing。
プロフィールを見る投稿作品6作品
もっと見る-
消耗品になった 人間
欠陥品だった 自分
遠い昔 憧れた
夕日の向こうは 彼方に消えた
君の為 想う程
傲慢に溺れて逝く
僕の為 祈る程
心は綺麗では無くなった
流れる景色を視詰めては
遠く過ぎ去るあの日を追った...War of attrition
-
軋む世界の悲鳴を聴いた
立ち止まった足は竦んだまま
目指す方角を見失った
君を失くしてから
哀しみが 悲しみが
降り積もって逝く
虚しさが 空しさが
吹き抜けて逝く
荒野に咲いた花も
いつかは枯れて逝くだろう...遥か彼方
-
知っている
終わりが存る事も
理解っている
其の刻が来る事も
其れでも生きようとした世界の中で
視えるモノが絶望だけだとして
其れでも歩こうとした道の上で
出逢うモノが哀しみだけだとして
心は折れて
翼は堕ちて...終わる刻の中で
-
汚された空は誰の夢
固められた大地は誰の夢
夢の代償
夢の傷痕
あと幾つの夢が叶えば
人は幸福になるのだろうか
あと幾つの命を奪えば
世界は安らかに眠れるのだろうか
一つの夢が叶う頃
一つの涙が舞い落ちる...夢の傷痕
-
今日も何処かでまた一つ
救えた筈の命が消える
あの空の向こうで流れる血の色を
私は知らない
あの雲の逝く果てで流れる涙の色を
私は知らない
名も無き少年が血を流す
名も無き少女が瞳を濡らす
どれだけの血を
無駄にして来たのだろう...名も無き詩
-
ただ生きる事さえ赦されない世界で
其れでも ただ 生きようとして
一筋の灯りさえ見えない道で
其れでも ただ 歩もうとして
存在した筈の未来
贖う事の出来ぬ過去
叶わない事も知りながら
其れでも 尚 此の空に祈り続けた
届かない事も知りながら
其れでも 尚 此の手を伸ばし続けた...訪れる終わりの前に