けい（７Ｐ）

咲いて散るのが定めならば
　咲かせましょうか　見事な華を
ダメ元でもええじゃないか
　なにもせずに悔い、散るよりも
どうせ僕なんか何をしてもダメとかまだ何も始めてもいないでしょうが。
まるで未来を見た気になって自分を否定するのはもったいないね。
見てごらんあの偉人だって最初は君と同じ唯の人間だったよ...

ゆらり揺れる水面に溶けた月が浮かんで
ぼくらを嘲笑うように静かに揺れている
思い起こせば百年の月日が経つ
それなのに僕らは何も変わらない
誰が憎くて誰を愛していたのかも
もう何もかも思い出せないが・・・。
旅立つ日にあなたがくれた花は
泥の上で静かに枯れて消えてゆく・・・。
あれから百年　理由だけが...

がんじがらめの日々
抜け出すことも無理
夢の中でもシビアな状態です
昨日は誰と会い何をしたのかさえ
思い出すことすらできなくて
ふらつく頭抱え　タスクをこなしても
次の朝にはほら　『フリダシに戻る』
そんな人生なら　変えたくはないかい？
難しいことなんかなにもない
嗚呼　はじめは少し痛いけれど...

今宵眠れずalone in the night　
カラのグラス映るalone in the bed　
窓の外ではalone in the night　
そっとボクだけを置いて・・・
何度季節が過ぎ去ったのか
ぼくはもう覚えてない
止まったままの時計を見つめ　
ため息をついた
キミが残したマグに注ぐ
...

週刊誌,芸能ニュース
読むのはまず誰かの不幸
ほくそ笑んで棚に戻す
安心を立ち読みで済ます
”ほらボクよりもこいつのほうが不幸だ”と思い込ませる
どう見ても自分のほうが　かわいそうな迷える子羊
鏡に映った自分にさ　
いたずら書きをした
むなしくて悔しくて涙を流した
目の前の恋人たち...