Ｍii

一方通行な恋は、
一方的な゛愛゛で成り立ってる。
ちょっとしたことで
胸がキュンと騒ぐし。
胸がチクッと痛むし。
勝手に期待して
勝手に傷ついて
勝手に喜んで
勝手に泣く。
見てるだけでいいとか、...

歪んでいく世界の向こうに
滲んでいく景色の向こうに
゛幸せ゛が見えたんだ。
手を伸ばせば届く距離にある
その゛幸せ゛が
わたしにはとても遠くて。...

゛あなた゛が
吐いた嘘なら
最期まで信じる。
優しい嘘じゃなくても
わたしは信じる。
だから、もうこれ以上
嘘を吐かないで。
どうせわたしは
信じるんだから。...

ありがとう、
だけじゃ足りなくて。
だいすき、
だけじゃ伝わらなくて。
あいしてる、
だけじゃ寂しいの。
それでも。
さようなら、
だけじゃ悲しくて。
またね、...

ぱちっと目が合う、
その瞬間がチャンス。
「すき！」
心の中で思いっきり叫ぶの。
何も知らない優しい君は、
微笑みかけてくれたりするけど。
私だけが知ってる、
秘密の告白タイム。
なんて、
ちょっとドキドキするでしょ？...

キライ なんて
思ってもいないことを
平気で言えてしまう
僕らは
悲しいイキモノ ニンゲンです。
スキだ なんて
なんとなく 言ってのける
僕らは
悲しいイキモノ ニンゲンです。
愛してる なんて...

ひとめぼれ。
名前も知らない、貴女に。
ひとめぼれ。
一瞬、わたしに真っ直ぐと
見据えるような目を向けた貴女に。
ひとめぼれ。
もう一度、もう一度だけでいいから
貴女に会いたいと、
願ってはいけないのでしょうか。
貴女の触れている相手が...

「さようなら」
なんて哀しい調べ
「さようなら」
なんて憎らしい言葉
「さようなら」
なんて美しい旋律
「さようなら」
なんて愛おしい響き
さようなら さようなら さようなら...

あなたがくれたもの。
それは ゛想い出゛じゃなく
゛喪失感゛―――。
「愛してる」さえも
記憶の中では 虚しく響く。
誰かを愛することの代償。
それは いずれ訪れる
゛喪失感゛―――。...

本当は気付いてた ずっと前から
君が見てるのは
僕とよく似た
゛あの人゛だってこと
本当は知ってた ずっと前から
毎晩 僕の隣で眠る君が
゛あの人゛の写真を握りしめて
泣いていたこと
僕なんか
見えてなくてもいい...