小夜曲 - 作詞／作曲／編曲　サンペイタツロウ

ネオンの海を行き交う人の中に見つけた
影のないきみとめぐる夜の街
手を離さぬように

ざわめきにまぎれて　またくちづけを交わそう
ゆらめく水面にねじれた光が　ふたりを照らす
どこまでもゆこう　夜はこれからさ
幾度も繰り返し　ぼくたちは出逢い　恋を育むんだ
狭間の世界で

ねえ　きみがどこの誰なのかなど
知らないままでかまわない
だってさ　胸のときめきにうそはない
だから　おいで
影のないきみが笑う　くすくすって
いたずらな瞳

過ちに溺れて　またゆびきりを交わそう
空にあいた窓　まあるい光が　ふたりを照らす
やわらかな吐息　その甘い声も
きみを成すなにもかも　すべてがいとしいよ
魅かれあうままに　狭間の世界へ　こぼれておちる


さよならなんていらない
さめない夢を永久に　影のないきみと
胸のときめきにうそはない
あとはすべてうそだとしても

それでいい　ただ　きみの手を離さぬように

明けない夜を　ぼくらは寄り添い歩いて
決まりに背いて　ぬくもり分け合う　ふたり溶け合う
足にはりついた影は薄れ果て
ぼくを成すなにもかも　きみに似合うように　
変わりゆき　やがて
狭間の世界で　きみと結ばれ　永久の愛を誓う


さよならなんていらない