項垂(うなだ)れた人の群れと
シャーデンフロイデの果て
見給(みたま)え此れが畢生(ひっせい)の枷(かせ)
猛毒のセタリア
草臥(くたび)れ解(ほつ)れた糸を
待っている心算(つもり)で止マレ
俄雨(にわかあめ)よ降れと希(こいねが)うの
号哭(ごうこく)を模した静寂(しじま)で
誰かの詩
誰かの言葉
歩けど歩けど耳障り
彼方に咲いた花は一縷(いちる)か?
応えておくれよ
積み重ねた日々すら散ったのを
誰も気付かずにいるのね
Clap Handsに合わせて
歩幅を見定めていて
愛を語る程
愚かじゃないの
分かるでしょ?
暗む隘路(あいろ)の光へ
凭(もた)れて仕舞うのが怖かった
また間違ってさ
彼方に去ってさ
屹度(きっと)曖昧な愛々論理
色の無い儘に死んで征くでしょう
其方(そち)に此方(こち)に沁(し)み渡って
もう全部全部が成れの果て
我楽多(がらくた)の街が真赤に染まるの
逍遥遊(しょうようゆう)が終わる頃に
泣いて仕舞ったんだ
枯れた造花
欠けた言の葉
誰かによく似た月灯り
あなたに会えた事は奇跡か?
応えておくれよ
繰り返す意味すら知らないの
雨を待ち続けているのね
Flash Backに合わせて
あなたを見定めていて
匙を投げる程
大人じゃないの
分かるでしょ?
揺らぐ最期の未来へ
焦がれて仕舞うのが怖かった
去り征くは夏の瀬に
遠い遠い海の傍
暗い通り沿いに花を落とした
空の聲が最低で
全て夢の所為だろ?
まだ何時迄でも
繰り返す其の日々の残響が
雨を忘れさせているのね
Clap Handsに合わせた
歩幅が音を失くして
愛を知らないの
大人じゃないの
分かってよ……
眩むアイと色彩へ
途絶えて仕舞うのが怖かった
繋がれた日々の夢が
回線不良で壊レ
見給え此れが失墜のエデン
号哭の世界だ
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