【IA】デュランタ【オリジナル】

とりにく

作詞：鷹瀬
作曲：とりにく

例えば、私が誰かを守れたら
少しは違う未来が見えるかな

もし、君が闇に消えたなら
私が照らしてあげられるかな

「例えば」「もし」そんな妄想は膨らんで
私の心を蝕んでいく

いつだって私は笑顔でいるよ
君が側にいてくれるから
弱いだけの私にサヨナラして
君と一緒に歩いて行こう

あの日見た君は静かに泣いていて
何も出来ずにただ見守っていた

真実を告げた君に今
私が出来ることはなんだろう

「大丈夫だよ」って誤魔化した君の瞳(め)が
曇り空の色染まり始める

いつだって私は笑顔だったけど
君の目には敵わないかな
少しだけど私も手伝うから
あの子をきっと助けてあげよう

君の瞳が見えなくなって
どれだけ経ったかも分からない
祈り願うほど積もる不安の中
飛んできたのはデュランタの花

前向いて視界がぼやけてしまう
君の顔がふわりと揺れた
「ごめん」って抱きしめる火照った顔
少し笑って涙を拭う

ずっと一緒に、未来へ進もう