しいたけ / 音街ウナ（カラオケ）

『しいたけ』　BPM=176
作詞・作編曲 / erif
歌唱 / 音街ウナ



いつもの街に出るやいなや
君は僕を睨みつけた
「性懲りもなくラーメンか？」
その声はマジ怒ってた

つまらない事なのに
何故かとても心地よくて
君の顔にはしいたけを
食べたいと書いてたから

ねぇ、知ってる？
今日は大安。しいたけを食べると良い事があるんだよ！
だからさ、肘まで盛るんだ。しいたけ！

例えあなたが好きでも
十重二十重に盛られてはね
流石の僕も笑えない
その香りのせいなの？

君はやけにほほ笑んで
嬉しそうに呟いた
「このしいたけが嫌いなの？まだまだ子どもだね！」


朝が来る度にあなたは
すぐに僕の顔を覗き
子犬みたいに飛びついて
しいたけを盛り始める

くだらない事だけど
今はそれが恋しいんだ
君と過ごした思いでが
いつまでも消えないんだ…

今日の晩ごはんは手作りギョーザです！


え？しいたけ入ってないかって？
…入ってないよ、しいたけ！

あの日残したギョーザが
君の最後の料理が
かなりヤバくて笑えない
その記憶もなかなか…

君が遺した手紙の
見慣れた言葉の羅列
「いつかしいたけを食えるように色々試します！」


君がしてきて事には
さほど意味はないのでしょう
それなのに切なくて
それなのに悲しくて
しいたけを見る度に
思い出すのです


あなたが好きだった
しいたけの話は
他の誰にも語れない
この秘密のせいだよ

君はいつも微笑んで
楽しそうな人だから
このしいたけを歌にして
あなたに捧げます！