風になびく葉のように
私は恋に落ちました
膨らみすぎて落ちた
木の実のような
二人よがりの愛と
気づくのが遅すぎたみたい
色を変えゆく木々のように
あの頃の二人には戻れない
葉を揺らす風のような
まだ幼い恋でした
重ねた想いでさえ
言葉が連れ去っていく
これ以上離れないために
私は散る。
分かっていた けど言えなかった
分かっていた でも言わなかった
晴れの日の雨のような
まだ幼い愛でした
束ねた思い出から
涙が滴っていく
これ以上失わないために
私は散る。
これ以上離れないために
二人で散る。
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