カボチャの馬車に乗り込む　明日を変えてみたくて
ガラスの靴履いて行こう　魔法が解ける前に
いつかは覚める夢でも　理屈を打ち消す願い
それだけ持って出かけよう　時計が重なり合う前に

止まない雨と灰の日々
たまには欲張ってみていいかな
笑顔、隠した傷とドレスで
無敵にならずにいられない

思い描いてた
一人きりで求めた輝きも
憧れていた空想も
不自然な理想像ってことはわかっているけど

カボチャの馬車に逃げ込む　夢見るままでいたくて
ガラスの靴をなくして魔法は欠けてしまう
今だに覚めぬ夢はもう全てをかき消す雑音
それさえ掴めない現状　時計を戻す術もなくて

深く沈んで揺らぐ　海月照らす星を探した
夢中で灯りを求め転んで
それでも見つけられない

思い通りにはならないことばかりの命でも
願いがすでに手遅れでも
傷跡が増えたって構わない　進み続けよう目を開いて

カボチャの馬車は壊れてガラスの靴もなくした
流れた雫と共に魔法は解けてしまう
もうすぐ終わる夢でも最後は笑っていたいんだよ
それだけ願った心はあなたと重なり合う
カボチャの馬車はいらない　裸足で歩き続けよう
夜明けの光と共に雫も消えてしまう
今では覚めた夢でも私が生きてきた証
それさえ受け入れた今なら痛みと傷と共に行ける