「祝福。」
A
ねぇ、なんで私だけこんな思いばかり。
貴方は 誰と
今どこで何をしているの?
思い出すは楽しい思い出ばかり。
燃えない既往が彷徨っている
宛もなく
ちらつく初夏の日は望煙
篠突く雨と鈍色の傘
今日も貴方の
ただいまを待っている
季節外れのパーカー着てさ
貴方のかおりに色を馳せる
独りの布団は
今も寂しいから
ソファーの下に落ちていた
貴方が探してたあのピアス
いつか取りに来ると期待をして
綺麗に閉まって置いてるよ。
hook
ねぇ、なんで私だけこんな思いばかり。
貴方は 誰と
今どこで何をしているの?
思い出すは楽しい思い出ばかり。
燃えない既往が彷徨っている
宛もなく。
B
出会いは雪が降るか降らないか
くらいの微妙な季節でした。
少しづつお互いを知っていって
貴方への愛が雪に溶けていく
例えば その
くしゃくしゃな笑顔
例えば
通る声も匂いも
全部全部 好きだった
C
さよなら 私の綺麗な思い出達
私は ちゃんと
前を向いて歩きたいのに
目の前が儚く濁って見える
「ありがとう」だけは言わないでいて
hook
ねぇ、なんで私だけこんな思いばかり
貴方は 誰と
今どこで何をしているの?
もう二度と同じ季節は来ない
自分が自分でなくなってしまう様だ
C
あぁ 「また」って言葉が好きなのは
また笑ったり話したり出来るかなって
それしか私は求めないから
それだけを楽しみに生きてたから
けれど貴方が今幸せならば
貴方を 一番 好きな私から
祝福を。
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