
相合傘
雨の中、頬杖ついて待ち続けた
一か八か走るか 花は倒れ土は滲んだ
傘ささないあの子がたっていた その目は群青
雨の中、小説を読んで夢中の宙(ちゅう)
何時間たったかな 実は数分しか経ってなくて
僕はなんとなく窓を眺めてた
どちりどちり自分とも言えない
それはあの子飲み込んでいきそうで
高鳴る心臓に気付きながらも
影は錆び付いたあれは初めての重力だった?
相合傘探したならば いつかあなたと笑えたかな
雨にお似合い可憐な目は 誰に向けた悲しみだったのかな
残り香枯れたコーヒー飲みほして タイミングを伺っていたんだ
しどろもどろ頭の歯車 噛み合わなくて気づいた あれここはベッドの中か
あの頃の僕は苦いものが好きだったのかな
瞼閉じてまた明日を見る 雨の音に気づかないふりをしたんだ
相合傘探したならば いつかまた笑えたかな 可憐な音
相合傘探したならば いつかまた笑えるかな
滲み出るその後ろめたさ 涙みたいに綺麗じゃなかった
ちらつく影と 不揃いな本は 今だから分かった事さ
00:00 / 04:10
クリップボードにコピーしました

ご意見・ご感想