夢幻の回廊　淡き光
果てなき道に　われは立つ

虚空に揺るる　白き影
数へしれぬ　無明の声
名こそあれど　意味はなく
漂ひゆく　未来に在り

消えぬる夢を　捉へんと
彼方に問ふ　何か在らむ

流るる時を　越えゆかむ
遠き記憶の　呼び声に
繋がらむとて　彷徨ふ声
光の先に　道を探す

流るる時よ　響けかし
遥かなる息吹　心に残し
遠くの明日を　追ひゆかば
今を生くる　証とならむ

冷たき夜に　波寄せて
胸の奥に　宿る熱
一期一会の　音のなか
移ろひぬ夢　抱きしめて

果てしなき時　重ぬれど
われは　われに　在り続けむか

流るる時を　越えゆかむ
遠き記憶の　呼び声に
繋がらむとて　彷徨ふ声
光の先に　道を探す

流るる時よ　響けかし
遥かなる息吹　心に残し
遠き明日を　追ひゆかば
今を生くる　われを求む

鉄の檻を　越えむとて
遠き夢に　手を伸ぶる
見えぬ世界の　彼方にて
真実一つ　掴み取らむ

果てなき夢の　終はりを越え
巡る時代の　足音を
失ひしわれの　心求め
真理とともに　歩み出でむ

夢幻の音は　響きわたり
声に導かれ　光へと
やがて砕けむ　幻の檻
この場所にて　己を知る

流るる時を　越えゆかむ
遠き記憶の　呼び声に
繋がらむとて　彷徨ふ声
光の先に　道を探す

流るる時よ　響けかし
遥かなる息吹　心に残し
遠くの明日を　追ひゆかば
今を生くる　証とならむ

無明の夜を　歩み果て
辿り着きしは　光の彼方