気だるげな午後。

欠伸しまくり冴えない放課後、てくてく歩く。

青空見上げ、右手を額に添えて
眩しい日差しと にらめっこした。

一度しかない今年の夏は、
どうして、かくも無残に過ぎてゆくのですか？

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恋！愛！下さい！
どこでも流行りの、
誰もが夢見て、絶対注目するような…！

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淡々とため息、でてしまうよ？
どんどん このまま 何もせずに、
散々、無駄な日を積み重ね、
がんがん、歳だけとっていけば。

ずんずん、進んでみようよ、ほら！
バンバン、出来ることはしようよ。
段々、ワクワクしてくるよね？
ノンノン！及び腰はＮＧ！

ワンチャン！狙いどころはあそこ！
そうそう、思いだしてごらんよ。
ドキドキする想いの呪文。

ほら、『せっせっせーのよい・よい・よい！』

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ポツリポツリと予報外れの雨粒避けて、駅まで避難。

マンガとかでは、そんな時には必ず、
イケてるボッチがいるものだけど、

そうはいかない！
それが、カビ臭い現実。

斜め下見て、ため息ついたよ。

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ドラマを下さい！
贅沢尽くしの、私が夢見たいっぱい甘酸っぱい関係！
良いでしょう？

ズンズン、一人で動いていこう？
全然、他人を待ったりせず、
がんがん、障害、蹴り飛ばして、
ジャンジャン、あれこれ手に入れよう！

バンバン、不満を駆逐しよう。
どんどん、ストレスなら溜まるよ？
段々、くたびれたくないでしょ？
ノンノン！そんなのつまらないよ！

やんちゃなままの姿、晒そう。
そうそう、それがありのままだよ。
そろそろ『カレ』なら現れるから。

…そう思ってても、

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どうしても、今までのトラウマとかそんな奴が
何度でも、何度でも、足踏みを繰り返させる。

どうしたら、この先へ踏み出してゆけるのだろう？
友達も、先生もその答えは知るはずない。

一人だけ、手探りで五里霧中。いつまでだろう？
あの言葉、唱えたら行先は見えるかしら？

はぁ…。

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小さな頃を思い出したら。
少しはマシな勝負できるかな？
ドキドキをまだ忘れてないなら、
あの言葉をまた唱えて、今だ！

勢い良くこの手を振ったら、
君も同じようにしてくれるかな？
リズムに合わせて、ご一緒に！

ほら、『せっせっせーのよい・よい・よい！』

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段々、自信をつけていこう。
全然、一人じゃないんだから。
どんどん、ドンマイ！
毎日をじゃんじゃん、生きていこう、いっぱい！

散々、コケたらこの先には、
燦然と輝く時があるさ。
ジンジン、心が痛むけれど
ノンノン！まずは、そう信じなきゃ！

漫然ともし、不安になるなら、
ドンドン、あの言葉を唱えて。
全然、減るもんじゃないから！

ほら、『せっせっせーのよい・よい・よい！』