廻る闇の中
壊れたままの昨日静かに吐き捨て
狂ったままの明日の心を
握りつぶせ迷わずに

くだらないことを考えられない
意味と肌触りの中
すべてのことを無意識にただ
任せてしまえたならば
ガラス細工に口を切られて
もう何も歌えなくて
この世の終わりどこにあるのか
眩しすぎた朝日を…

深く眠ったままの声と僅かな記憶
乱れた時を止めて帰らぬ世界のまま

バラバラな感情だけは
誰にも止めることはできなくて
見つけた寂しさだけを片手に倒れそうで
信じた嘘とサヨナラは
この声の響く先に紛れて
淡いその背に光る幻を掴めそうで

廻る闇の中
暴れたままの瞳トドメさせなくて
ただ真っ直ぐに歩きたいだけ
添えるその手は冷たく
流れたままの無意識の中
意志と願い混ぜ合わせ
自分のことを話さないのは
本当の夢守るため

揺れる私を越えて見えた景色の果てに
迷いとともにあった虹の色を数えて

滲む雨粒の向こうに君の黒い影は二つになり
錆びた青白い街の灯りが壊れそうで
消えてゆく記憶の中にそれぞれの言葉を見つけ出して
笑うその瞬間描き出せば
消えた憎しみとともに歩き出せる

止まらない涙を抱え
守る感情さえもなくなって
自分乱すあなたの幻を壊しそうで
笑うあなたの顔だけが
見たくなってどんなに叫んでも
浮かぶ言葉は涙と流れて眠ったまま

あぁ…
振り返るなら美しいだけ
そこに溢れる純白の陽よ

忘れはしない許しはしない
遠く聞こえる穏やかな日を

甘い香り弱きに流れて
醒めたままの物語の碑を