ピアノフォルテ　inst

やさしさだけがとりえ

https://www.youtube.com/watch?v=tfvTg5bMfe0

BPM 112

【歌詞】
ピアノ椅子を引くと同時に静けさが現れて
鍵盤の上に細い指を添えていく
舞台と客席の境界線を跨いでいく

流れる音に押されぶつかり合う不協和音
真っ白で真っ黒な頭の中は犇めき合う(ひしめきあう)
舞台と客席の境界線を跨いでいく

冷たい視線を感じた闇の向こう側
旋律の合間に感じる空気は乾いているのに
滑る階段裏切りの音

嗚呼、やってしまったと苛む自分
その音は輝きをまして共鳴した
全音符の Cadd9

ピンスポットの明かりを遮る冷えた音楽
締め切った空間咳払いと靴の音
舞台と客席の境界線をまたいでいく

ドレスの裾から覗いた細い足首は
ペダルを強く踏み空間を操作していく
時の芸術誘惑の音

嗚呼通り抜けていった君の声
頭の中に断片的に残して行った
全音符の Cadd9

君がいるからこそ僕はここに居られる
君が光で僕は闇だあの舞台のように

嗚呼やっと気づいてしまった
僕は近すぎたんだもう少し離れるよ
全音符の Cadd9