反抗記念日(歌:AIきりたん)
なんでもないって うつむいて 水たまりを小さく蹴り上げる
雨にしおれた ラベンダーが揺れて
言えなかった気持ちを 隠した 深くさした傘に
蛍光色の長靴が 少し恥ずかしい
こんな日に かぎってあの子ん家の窓で 見送ってくれる 猫もいないし
あのね 私 あなたが好きなよな いい子でいたくなくて
どんな私でも 嫌わないでって そんなの わがままかな
これでよかったって
つぶやいた にじんだ雨上がりの夕空に
少し背伸びした 影法師へ落ちて
見ていただけの お天道様が
いつもよりも なんだかあったかくて
こぼれた勇気の証を 優しく照らした
今日は 水たまりを踏んで帰ろう わざとずぶ濡れになるように
あのね 聞いて きっとこのままだと 自分を嫌いになるから
駄目な私のこと 信じてくれない わがままは そっちのほうだ
誰もいない公園の 水たまりに空が映って
仰向けに寝転んだら 虹が綺麗で
あのね 私 これからはずっと 心に嘘をつかないように
どろんこでまっさらな 私だけの空に 若葉のしおりをつけて
明日は晴れますように
00:00 / 05:32
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