第二部 


         *

      (ポエム)
     「とある、駅、光景。」
          
         
ある駅の構内では一人佇んで帰路を待つ人がいる。
やがて入ってくる単線の車両に目配せさせると
慌てもせず、ドアが開くのを。

早々と春の風景は
暁の夜風と共に
ひなびた人の肩を撫ぜる

宵の桜花びらは
とても綺麗で
一途、風に揺られている

東風はやがて
花を散らせ
人を育む
    
散った花びらから
清い栄養を頂いて。

人は成長する
ただ、それだけで
成長する。

人は成長し
また、彼らも成長する。

~清く、成れ。~           
       

E:私たちもまた、成長します。

E:四月に入ってようやく私たちは取材決行をします。
 とある町の駅に彼女・・・いや、魔女は降り立ちます。
 ローカル列車が発進する前のブザーが鳴り響いています。
静かに発進する列車を見送る魔女。
 軽くて透明な春の風が、彼女を追い越してゆきます。            

魔「ここ、ですか・・・(ゆっくり髪を掻き揚げながら)」
魔「でも、本当はココじゃないんでしょ?」
 「ほんとは、K山町だよね・・・」スタッフの声
 「そうなの?じゃ、だめジャン」(嘆息)
 「少年Yチームがここなんですよ・・・」スタッフの声
 「ウソ!マジ?遠いジャ~ン。マジで?」
 「調べたらそう」スタッフ
 「えっ?でも私、検索できなかったよ」
 「あるよ」スタッフ
 「本当??えーーーー。ググルじゃだめか(苦笑)」
 「あるよ(笑)」スタッフ
 「ホント?(苦笑)検索音痴だよね。私(笑)確認した?」
 「してる。動画ばっか見てただろ?」スタッフ
 「そー!そーよ!(笑)だって、あればっかよ(笑)あーだめ、私」 
 「時期悪いね(苦笑)」スタッフ
 「そーよ(笑)回ってんの(ビデオカメラ)?」
 「入ってる」スタッフ
 「切ってよ(苦笑)だめだよ~」
 「行く。続行(笑)」スタッフ
 「えーーー!えーーーー!(喚き)ユンピョ!(ポーズ付)古っ(照笑)」
 「(苦笑)そこまで元気ならOk」スタッフ
 「なんでよ(照笑)」
 「もういいから。シッシ(追い払うように)」スタッフ
            
  ホームに警笛が鳴る。
 「電車来るの?」
 「早く、シッシ」スタッフ
 「あん・・・(笑)犬扱いしやがって!車でこりゃよかったジャーン(絶叫阿鼻嘘泣)」
 「五月蝿い、駄犬は・・・」スタッフ笑
 「いいなぁ、さとやんわぁ・・・ウゥゥ(嘘泣)」

E:前言撤回します。全然、成長していませんでした・・・
 ちなみにこの日、S君は、大学の行事の為お休みです。

 「Rの所ってここだっけ?」スタッフ
 「えっ?私?違うよ。もっとずっと先(笑)なんで?」
 「さとやんが知りたいって」スタッフ
 「ホント?あれ?言ってなかったけ?」
 「どこ?」スタッフ
 「えぇぇ?回ってるんでしょ?(笑)」
 「どこ?」スタッフ
 「しつこい(苦笑)・・・MJ」
 「KG?」
 「そうそうそう(笑)駅名と名前が違うのね。うん。クラブどこにあんの?」
 「ちょっと遠いよ(苦笑)」
 「ほら~。だから言ったジャン!車の方がいいって(振り向いて怒)」
 「歩く。基本。」
 「それがルポ・・・って(苦笑)違うジャン。違うよ私。これさぁ意味ないジャン。歩い
てるだけって」
 「最初そうでしょ?バーンで行けないよ」
 「だから違うって・・・企画とき違ったジャン。○君、予定なかったよぉ。違う?」
 「想定外。」
 「えっ?(苦笑)」
 「想定外を入れて・・・」
 「あんなこと起こるって想定外?ってこと?ヤダよぉ。(なぜか俯く)」


E:ここで事実を告げられてしまいます。
 当該者周辺への取材は実は、許されていなかったのです。


  (街を散策。少年野球グラウンドまで)        
 「許可されなかったこと知ってる?」スタッフ
 「えっ?だめなの?これ?(驚いて立ち止まる)」
 「だめだって。先日入った」
 「んじゃ駄目じゃん!ウそーーー!ヤバイよ、これ(苦笑)いいの?」
 「Dが押したよ」
 「押し切ったの?(驚)えっ?ホントにいいの?知らないよぉ~」
 「一応・・・」
 「一応って、あんた(苦笑)わたしにくるのよ~全部。」
 「シッシ(歩け)」  
 「シッシって・・・(苦笑)ったくあんたね・・・監督どうすんの?」
 「撮るよ」
                                        
           
  (やがて少年野球チームが練習するグラウンドへ到着)

 「ここでいいの?」
 「うん。監督さん向こうにいるって」スタッフ
 「でもこれ駄目でしょ?普通」(苦笑)
 「呼んでる」スタッフ
 「いいの?本当に」

E:この後すぐ、私達は監督の元に取材の旨を伝えました。先日伝えたとおりでしたが…

 「一応受けてくれるって」スタッフ
 「いいのかなぁ?」(苦笑)
 「あの部分は触れないように」スタッフ
 「うん、そのつもり、ヤバイ緊張してきた」
 
E:だけど、映像取材はNGとなりました。音声も駄目。世間が落ち着いた頃に…
 という条件だったのです。




       
 
E: 今日はこの辺で・・・・・・続きはまた今度。


(継続するかどうか検討中)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

フィクション。社会人映像クラブのある取材2

1の続編

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投稿日:2010/11/14 00:47:00

文字数:2,283文字

カテゴリ:その他

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