月と歌う
冬の空気も歌う
ガラスのような風が吹く夜
きみが歌う
スキャット付きで歌う
並木道を歩くみたいに
繋いだ指さえ冷えてく
12時の テラスで
光のまにまに落ちた影に乗って
踊ろう 夜空のワルツを
からっぽの晴れ間のなかで
明後日の雨にも負けないような夢を着て
仔犬の目は
蒼くまたたきながら
街も海もしずかに見てる
月も歌う
冬の空気も歌う
はにかむように
今日もオヤスミ
きみとオヤスミ
【ひらがな表記】
つきとうたう
ふゆのくうきもうたう
がらすのようなかぜがふくよる
きみがうたう
すきゃっとつきでうたう
なみきみちをあるくみたいに
つないだゆびさえひえてく
じゅうにじのてらすで
ひかりのまにまにおちたかげにのって
おどろう よぞらのわるつを
からっぽのはれまのなかで
あさってのあめにもまけないようなゆめをきて
こいぬのめは
あおくまたたきながら
まちもうみもしずかにみてる
つきもうたう
ふゆのくうきもうたう
はにかむように
きょうもおやすみ
きみとおやすみ
【発音】
※一音節に二音節分入った箇所は()で囲んであります。伸びる母音や促音便を消したりすれば、はみ出ることはほぼ無いはずです。
つきとうたう
ふゆの(くう)きもうたう
がらすの(よお)なかぜがふくよる
きみがうたう
す(きゃっ)とつきでうたう
なみきみちおあるくみたいに
つないだゆびさえひえてく
(じゅう)にじのてらすで
ひかりのまにまにおちたかげにのおて
おどろお よぞらのわるつを
か(らっ)ぽのはれまのなかで
あ(さっ)てのあめにもまけ(ない)よおなゆめをきて
こいぬのめわ
あ(おく)またたきながら
まちもうみもしずかにみてる
つきもうたう
ふゆの(くう)きもうたう
はにかむ(よお)に
きょおもおやすみ
きみとおやすみ
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