異形少女Labyrinth　作詞／作曲／編曲　サンペイタツロウ

人里を離れた森の奥深く
毛足の長い猫　導くままに
宴に興じる草花かきわけ
這い出た先に　館は聳える

首のない紳士が手招く扉　通されたホールに彼はいない
薄暗い廊下の隅　ひそり　立つ影
甘やかなる少女の声が出口のない迷宮に誘う

ねえ、あそびましょ　夜が逃げてゆくそれまで
指を絡めて　踊ろう　壊れたステップを踏んで　アン・ドゥ・トロワ
踊り疲れたあとは　とびきりの葡萄酒をあけましょ
「キスをかわせば」
　僕は
「あなたは」
　いつしか
「わたしの」
　虜になる
「抱きしめあいましょ」
「そしたら離さない」
「あなたは帰れない」

どうか　どこにも行かず　永久にわたしのそばにいてほしいの　おねがい
そして夜はまた繰り返す

ねえ、あそびましょ　朽ちて溶けるまで　さあ　わたしと
指を絡めて　踊ろう　いかれたステップを踏んで　アン・ドゥ・トロワ
迷い続けよう　ここで　外のことなんて　もう　忘れて
「交わりあえば」
　僕は
「わたしは」
　どこまでも
「あなたに」
　囚われてく
「抱きしめあいましょ」
　愛してるよ
「そしたら離さない」
　君を
「死んでも離さない」