【結月ゆかり】うさゆか物語
※初期プロト版です。
生まれた時から、体の模様に特徴がありました。
周りの仲間からは、からかわれたりしました。
ある月の綺麗な夜、どこからか声が聞こえて来ました。
そなたを人間の姿にしてやろう。
と。
私は言いました。
「どこのどなたかは、存じません。」
「そのような事が可能ならば、お願いします。」
謎の声の主は言いました。
「よかろう。」
次の瞬間、私の体は光に包まれてゆきました。
そして朝、目が覚めた時には、人の姿になっていました。
当てもなく、歩いていると通りがかりの人が私の体を舐めるように見てゆきます。
そう、私は服をまとっていなかったのです。
そんな様子を見かねたのか、私のもとに駆け寄って来る人がいました。
その人は、自分の着ていた上着をそっと私に羽織らせてくれました。
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