眠れぬ夜、必死にお伽話を考えた
そう あなたが幸せになるように祈りを込めて



ある雪の降る夜
あなたは一人、街を歩いています
四番目の角を曲がったすぐそこに小さなおもちゃ屋を見つけました
そして一つの人形があなたに問い掛けました

「      ?」

あなたは何も答えられず、ただずっと人形を見つめました


このお伽話の結末はあなたに捧げます
どうかその拙い言葉で物語を終わらせて下さい
だって自分のお話ですもの
私が終止符を打つのは面白くないでしょう?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

お伽話の矛盾には飽き飽きします

第6作文目



自分が本当に眠れなかった夜に思い浮かべたお話です。
文面的には柔らかくしましたが、主人公は「あなた」を手のひらで転がしながら嘲笑っているのを最後に表しました。
「終止符」は最期を意味しています。

閲覧数:19

投稿日:2009/03/28 22:02:08

文字数:231文字

カテゴリ:その他

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