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Invisible girl

―透明人間のおはなし。

Invisible girl

"一人の少女が 彼に恋をしました。
しかし、自分に自身のない彼女は、自分の殻に閉じ籠ってしまいます。
幾つものトラウマやコンプレックスを抱え込み 彼女は遂に・・・
透明人間になってしまいました。"

「このままじゃ、あの人に何一つ伝えられない・・・!」

声に出せぬ この想いを 手繰り寄せた この手紙を
ポストに入れ 祈る言葉は 空しくも 風に溶け行くだけ

「姿さえも 失くした今も 貴方の事が 忘れられない
でも目の前に 居ても貴方は きっと気づかないでしょう・・・」

君の手にも 君の肩にも 触れることは 出来ないけど
何時か こんな隔たりさえも 越えて行けるのかな?

(間奏)

『夜の帳に 桜の下で きっと貴女を 見つけ出すよ。』
それだけ書いた 彼からの返事 私はまだ受け入れられなくて

姿さえも 失くした今は 恋することなど 許されない
隣で歩く 事さえ出来ず 傍で見守るだけ

そこにあった幸せさえも 打ち捨てただ 姿を消した
沈む陽を見て 泣き出しそうで 木陰に座り込んだ

『・・・見付けた。』 声が聞こえる?
顔を上げると 彼の姿が


『大事なものは 眼に見えるもの それだけじゃないんだよ。』

"そう彼が言って彼女を抱きしめると 既に彼女は透明人間ではありませんでした。
確かにそこに姿を持ち 彼を抱き返す彼女に
嘗ての心の傷はたち切え さっきまで流していた涙とは違う涙を 涙いっぱいに浮かべていました。"
 
一日目の夢。

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投稿日:2011/07/02 11:58:19

長さ:04:02

ファイルサイズ:9.2MB

カテゴリ:音楽

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