あなたの声がきこえて 振り向く 桜の並木は
過ごした日々を辿るように とても切なくて
出逢いからずっと一緒の道を 二人で歩いてきた
雨の日も 強い風ふくときでも 手をとり笑いあった
ここまで来た道のりは 二人の宝物
これから進む先でも 輝くことでしょう
あなたは声を震わせ 微笑む つぼみの並木で
出逢った日の鮮やかさには まだすこし早い
駆け寄ってあなたのとなり 指を絡めて歩いてゆく
どこまでも 強く手を握りしめて 旅立ってゆきたい
これまで見た道のりは 絶対忘れない
ここから始まる夢も 必ず咲くでしょう
こらえてきたはずのこの想いも 雫となり溢れだして
今 とめどなく流れてゆく 言葉にならない声をあげて
優しく触れた指先 濡れた頬をなでる
二人の距離はなくなり ぬくもりを感じた
あなたの声がきこえて 見上げたその顔は
鏡に映ったようで とても愛しかった
想いが重なった
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