
疑いの歌が潜む
晒されたまま
喜びの歌が潜む
影形が灰になる
はじまりの端から何から何まで
はじまりの端から何かのおわりまで
まだ灯り続ける限り
まだ貴方はいる
彗星が孤独を刻む
近づきすぎて壊れていく
散り散りになって崩れていく
塵が流れ星を象っていく
でも音は
何に阿り言葉を殺した
何に阿り心を隠した
ありふれた添削に勢いと感覚を殺して
それでも塵を生む
誰かの流れ星が生まれた
有り体のままの歌が落ちていくよ
歌が
落ち込ませないでくれ
ひび割れが開く
落ち込ませないでくれ
代わり映えのない歌詞にのせて
相変わらずな歌たゆたう
まだ掃いて捨てるほど星はまたたいていて
砂漠の惑星を囲み
流れ星如きに願いごとなんざ重ねないでいい
めいめい輝いて星を識る
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銀河
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