あのさ もしさ 僕が 死んだら
君は どんな 顔を するのかな

あのさ もしさ 僕が いなくなったら
君は どんな 声で 泣くのかな

さっきから どうも
辺りが静かで
なんにも 聞こえないや
心臓の音も 君の吐息も

さっきから なんだか
周りが真っ暗で
何にも見えないや
天井の色も 君の笑顔も

あのさ もしさ 羽が あるのなら
君の 元へ いつでも 帰れるのに

あのさ もしさ 僕に 声があれば
君が 好きなこと 伝えられるのに

さっきから どうも
身体が 重たくて
何にも触れられない
側の花瓶にも 君の頬にも

さっきから なんだか
記憶が曖昧で
何にも思い出せない
今日の天気も 君の名前も

あのさ もしさ 生まれ 変わったなら
君と 少しでも 長く いられるように

あのさ もしさ もう一度 会えたら
君を 力いっぱい 強く 抱きしめたい

さっきから どうも
身体が軽くて
やけによく聞こえた
電子音も 涙の落ちる音も

さっきから なんだか
意識が鮮明で
やけによく見えた
白い部屋も 君のその顔も