
暗闇の空という海、そこに散りばめられた
無数の星の光、今日も私は地上から見上げてた
数多の命が生まれ、また数多の命が
星へと還っていく、それを見上げる想いは切なすぎて
流れる時に流されながら目まぐるしく変わるこの世界
それでも夜の星空だけはいつまでも同じ姿でいる
あの星に浮かぶ過ぎ去りし過去
もう一度あの頃に戻りたい
胸の奥に仕舞い込んだ想い
それが再び込み上げてきそうだから
*
願いを叶えてくれる、そんな星を信じて
毎日変わらぬ日々送り続けた、周りが変わる中で
私自身も変わり始める、心も体も想いまでも
今欲しいのはモノじゃなくって、私を受け止めるあなたなの
人を好きになることを覚えて
好きなあなたが欲しいと望んだ
星に捧げた願いも想いも
全部あなたのことばかりな私なの
* *
寂しさ、切なさ、叶わぬ想い
でも諦めきれずに願い続けている
どんなに遠くて声が届かなくても
私は信じてるわ
残酷すぎる現実の波に
たとえ呑み込まれても諦めず
あなただけの私になれるよう
星の海の下を歩むの
たとえこの願いが叶わずとも
私もいつかは星へと還る
無限に広がった星の海で
あなたの光を追いかけ続けるから
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星の海
2008年2月、初めてのVOCALOID作品として世に送り出した初音ミクの「星の唄」。
以来VOCALOIDとしての制作を始めてから10周年を迎えた。
「星の唄」から10年、再びテーマは「星」へ。
生まれた命、そして星へと還った命、その還りゆく命の星に切なさを感じた。
少女は星を見上げていた、星空が拝める機会を逃すことなく。
そして、少女が成人に近くなった時、少女の願いは「欲しいもの」から「恋愛」へと変わっていた。
しかし、それは叶わぬ儚い願い、それでも彼女は諦めなかった。
コーラスとしてGUMIが参加、私のVOCALOID制作10周年作。
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