歩(あゆみ)へ…

投稿日:2008/05/21 22:00:35 | 文字数:1,302文字 | 閲覧数:269 | カテゴリ:(未選択)

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忘れられないこと。

忘れてはいけないこと。

幼くして逝ってしまった娘のために。

去っていかざるを得なかった彼女のために。

そして、私の罪の深さに。

あれからもう18年。

もうすぐ歩の誕生日。

生きていたら今年20歳になるはずでした。


※この詩は、まだ未完成です。

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TEXT
 

ずいぶん時が 過ぎたよね
灯(あか)りが消えた あの日から

もうすぐ きみの誕生日
いまも心は うずくけど

きみを 忘れないように
心に灯り また灯(とも)そう

愛(いと)しい時を ありがとう
やさしい日々を ありがとう


きみは 知らないだろうけど
ずっと ふたりで待ってたよ

ママのおなかの その中で
きみのいのちが 動くのを

知らせを聞いた そのときに
思わずぼくは 叫んだよ

いまこの時を ありがとう
ママと神様 ありがとう


きみがこの世に 生まれた日
その日のことが よみがえる

はじめて抱っこ したときに
泣かれたことも 忘れない

ぼくがパパだよ お姫様
震えながらの ご挨拶

素晴らしい時を ありがとう
心に灯りを ありがとう


それからは もう大さわぎ
どんな名前が 似合うかな?

ママとふたりで 大げんか
きみが泣いたら 休戦さ

歩いていって ほしいから
歩(あゆみ)ちゃんって 決めたんだ

悩んだ時を ありがとう
きみの名前に ありがとう


ぼくはいつでも 夢の中
おうちに 飛んで帰ったよ

今日の歩は おねむかな?
今日は少し おてんばさん?

冷やかされたって 気にしない
親バカだって いいじゃない

希望の時を ありがとう
生きる元気を ありがとう 


歩が生まれて 二年が過ぎて
それは突然 やってきた

忘れられない 悪夢の日
ママが電話で 泣いている

歩を あの子を助けてと
お願い すぐに病院へ

こんな知らせは 欲しくない
歩に なんの罪がある?


きみはずいぶん 頑張った
ちいさな歩は がんばった

だけどある日の 夜明け前
小さな灯り 消えていく

どれほど奇跡を 望んでも
どれほど神に 祈っても

絶望という その闇が
ぼくらの灯り かき消した


それから 深い闇の中
ママは心を 痛めてた

ぼくは仕事に のめりこむ
闇を 見ないようにして

ある日帰ると 手紙だけ
ごめんなさいって 手紙だけ

ママは さよならしたんだよ
ぼくに さよならしたんだよ


きみが いなくなったとき
ぼくらの灯り 消え失せた

ママの支えに なれないで
苦しめるだけ 苦しめた

いっそ 狂ってしまえたら
どんなに 楽になれたろう

神を呪って 人を避け
すさんだ日々を 送ったよ


だけど 時間というものが
心の痛み やわらげる

心の傷は 消えたけど
決して 治りはしないんだ

きみを忘れる わけじゃない
ママを忘れる わけじゃない

傷は 想いになったんだ
きみは 心にいるんだよ


もうすぐ きみの誕生日
今年もそっと お祝いを

小さなケーキ 買ってきて
きみの年だけ ロウソクを

忘れられない 日々のこと
想い起こせる 日々のこと

心に灯りを ありがとう
きみの笑顔に ありがとう


ぼくの 小さなお姫様
そちらは どんなとこですか?

ぼくも そちらにいけますか?
笑って 迎えてくれますか?

そんなに待たせは しないから
いまは静かに おやすみを

ぼくの娘に ありがとう
ぼくの歩に ありがとう

こっそりと貼り付け。(笑)

2008/08/07 BLOG始めました。
http://lackedathlon.blog64.fc2.com/

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