水晶で覘く先は
炊事、洗濯に勤しんでいる
灰被ったシンデレラ
継母と姉に虐められているの。

魔法使いの私
何故あの子助けるのだろう？
訳も無く迷い続け
最後には魔法で何とかしたの。

カボチャの馬車に乗り
着いた舞踏会、足早に向かう。
階段かけ華やかなドレス着て
王子様の元へ向かう。

見送った私はただ
報われない私置いて
走り去ったシンデレラ
ボヤけてる視界で見ていたの。

自分には届かない夢
叶える灰被りの姫
嫉妬していたのかしらね？
助けたのは私なのに
あの子だけ報われて
めでたし、めでたし
やりきれないでしょ？

報われなかった私
歳を取って魔女に代わって
自分自身助けるの。
そう、私もシンデレラなのに。。。

本当は報われなかった
歳を取った灰被りの姫は
魔女になっていくの。
私があの子助けるまで
終わる事ない世界を
グルグル廻り続けているのよ。

あの子助けて自由になりたいの？
それとも繰り返せば？
悩んで自分救ったの。

いつまでも人を妬んで
羨んで、哀しんでいる。
それじゃダメと気付いたから
他人、世間、批判ばかり
何故なの？と問い掛けて
変わらない日々
少し変えられたかな？