Hourglass, our lives
BPM=122

霞む記憶の中に
未だ私が残ってるから
離しそびれた手を離せぬままいる
零れ落ちてゆくのを
止められないと分かってるから
巡り出す願いをただ見つめる

ねぇ、時が過ぎれば積もってくモノ
形にない明日の証だった
記憶と呼び損なっていた
柔い奥をもう忘れかけている

君は多分一生そこで這いずって生きるんだと
過去に一生すがり付いているのが甘え　なら
どうしてまた関わり合っているんだろう
そこで一生日々は待っている筈だと
今も全然変わりなく屑のままでいる君が
かけがえなくて　けれど前と違くて
今が壊れぬように手を握り締めた


君から奪われてく積み上げた記憶の砂浜
まるで砂時計を傾けたみたい
あの日交わしたキスもいつだか観た映画の事も
何もかも憶えているのは私だけなんだ

ここで一生終わりなんて来なくていいのに
見えぬ明日に怯えているなんて嫌だから
そのくせしてまたここに来ちゃうんだまだ
思い出がまたひとつ共有できなくなる
君の知ってる私が零れてはいなくなる
もう会えないねこれは別の君なんだ
今は忘れぬように胸に刻むただ


思い出がまたひとつ共有できなくなる
君の中から私が消えてゆく　そして
それでもまだここ居たくてただ

ここで一生終わりなんて来なくていいとか
見えぬ明日に怯えているなんて嫌だから
こうしてまた関わり合っているんだよ
多分全てが入れ替わってしまった君でも
それでもまだ傍に居たいだなんて願っているから
思い出ならば私の中だけでいい
君が壊れぬように手を握り締めた

君が消えないように