ノスタルジア_inst

四月一日　青

・BPM96
・キー変更ご自由にどうぞ

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「ノスタルジア」

藍風　かざぐるま回して
ふわり　通り過ぎてく
君の居た季節の
残り香を吸い込んで　そぞろ歩く

まるで　金魚掬いでもする様に
君は　僕を救い上げた
朝焼け　千切れる雲
覗いた八重歯の白　霞まぬまま

何度も何度も　飲み込んだ言葉が
焦げ付いた　喉の奥　　

ねぇ、行かないでよ
此処に居てよ
何に見惚れてるの？
ねぇ、君が救った金魚は今
溺れて息も出来ない

涼風　思い出を散らして
清らかに　駆け抜けて行く
夕焼け　棚引く雲
染まる頬っぺたの朱　胸が詰まる

ねぇ、聴こえてるの？
伝えたいよ
僕は　今日も生きてるよ
ねぇ、あらゆる物が眩しくても
呼吸をして　目を凝らして

春風　芽吹きを連れ踊って
賑わいへ　僕を誘う
朧に　彷徨う雲
君の名残りを探す　ノスタルジア