河の向こう まばゆい摩天楼
その街は昼も夜も 絶えず煌めいて
いつか 橋を渡り あの街に住もう
賑わう街中 画面で見つめてる
道にひしめく 人の群れ
待ち受けるだろう 出会い
植わる草木が エールをあげる
「さあ、行け」と
チャンスとチョイスに彩られた
思惑重なるメガロシティ
ここに行けばきっと夢叶う
――叶えよう……!
遠くから見えなかった 街の闇
片隅にしゃがんで 塞ぎ込む
星なき夜空がのしかかる……
しけこんだ身体 うずくまらせて
この先を憂いては 涙あふれさせ
街の風が吹き付けて 弱る心
尚尚 追い立てる……
街を発とう 何もないのなら
離れよう 未練を捨てて
やり直そう
あるいは街に入る前 向こう岸から
渡る橋から 見た街は 変わらず
光り輝いて――
……気づいたんだ 自分の小ささに、
さようなら メガロシティ!
君は遠くで煌めいて……
河の向こう まばゆい摩天楼
その街は昼も夜も 絶えず煌めいて
ほとりから 様子を眺めていよう
響く街の音 外から聴いている……
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