たたいたみぎて

歌詞

心の片隅で泣いて笑う
嫌いなはずだったあんたの顔
今でも昨日のように思い出しては
あんたをたたいた右手熱を持ってる
がれきの前　立ち尽くして


あたしたちの始まりは
けして良いと言えなかったわけで
恐れ合って　憎み合って
お互いのことを傷つけるしかなかった

嘘をついて向き合ったって
広がるのは嘘と心の痛み
怒ってしまう　わめいてしまう
でも　あたしを追ってくれたのあんただけ

心の片隅で泣いて笑う
嫌いなはずだったあんたの顔
今でも昨日のように思い出しては
あんたを叩いた右手熱を持ってる
本当のあなた教えてくれたね
もいちどその名前を呼びたいわ


どうしようもない世界で
逆らっても声は届かない
目を背けても　耳ふさいでも
私が立つのは　悲鳴の中心だった

見栄を張って向き合ったって
迎えるのは血ぬられた運命
足がすくむ　泣いてしまう
でもあたしがここで声を出さないと

あんたを叩いた手を今度は
握り返してくれた　冷たい手で
絶望的な世界にいるからこそ
「生きたい、生きたい」と強く思えた
どうか弱気なことを言わないで
私までつぶされてしまいそう

心の片隅で泣いて笑う
嫌いなはずだったあんたの顔
約束守らないあんたの顔

あなたを守らないお守りなんて
いらない、いらないわ
空しいだけ
あなたが残した街にあたしがいる
それだけで意味がある　そう思いたい

この戦いが終わる　その時は
あたしたちやり直せる　悪い出会いを
降り注ぐ　ガラスの雨
あたしたちを祝福してくれる
そう思ったのに
あなたの約束はその程度ね
あたしは前を向いて進むだけ