もう、戻れない
ルージュで引いた境界線
踏み越えてしまえば

どうでもいいさ
そう理性が叫んでる
苦し紛れのloser

僕の身体が
見世物のように
変わり果てたら
愛せるの？

そう、それでいい
ベールを脱いだハイヒールで
抜け出そうよ

どれだけの　嘘つきなら
君の傀儡に
成り代われるのだろう
それでいいから
僕の性根を
覗いてほしい

もう、戻れない
習俗なんて人間味を
失うだけのレール

でもいいさ
そう、あの日の僕らは
確かに生きていた

震える身体
強く抱きしめ
深い闇間へ
落ちてゆく

そう、それでいい
後悔なんて着ぐるみを
脱ぎ捨てたら

真実の　愛を定規で
計り合いましょう
1㎜の妥協さえ
しなくても良い
早く心根を
むき出してよ…

それでも君が
僕の身体を
変わらぬままに
愛せたら

もう、戻れない
ルージュで引いた境界線
滲み落ちて

どれだけの　嘘をついても
君の傀儡に
成れやしないし

死んだら
死んだで良いのに
それが良いのに
隠し続けた

“セイメイ”

愛を“ケイセイ”
僕の“セイヘキ”
君の“アイ”が欲しい…