ジャケット

淡雪ノ詩

心の底ではわかっていました
それでもわからないふりを続けて
逃げていた現実と夢の狭間
狂うくらいに咲く花

もう二度とは 戻れないでしょう
枯れていく花のように忘れて
何時しか傷も癒えるでしょう
そうやって群衆は呟いた

それは確かな言ノ葉と
嗤う 謳う ひとつの御伽
貴方が去ってから ずっと
変わりゆくものが怖くなりました


永遠はあると信じきっていた
あの日が懐かしく思える
もう会えない 望むことすら
許されない私は刻を彷徨う

夕刻の時間に誘った
君の瞳を思い出す
それが幻と言うのなら
私も幻に連れ去って




私の心は凍っていました
温もりの消えた貴方を前に
雨下に散りゆく花弁は
泡沫と告げたような

もう二度とは 戻れないでしょう
咲き誇る花のように変わって
何時しか記憶が薄れるのが
怖い私はまだ貴方に縋るだけ




それは貴方の言霊で
哀しい 愛(かな)しい ひとつの御伽
消え去る記憶に 木霊して
そうやって事実は塗り替えられずにいる

永遠と続くものを探してた
あの日が愛しくて堪らない
黄昏の時間に別れた
夜雨は刻を越え

永遠は遠くて近い未来だ
終焉は必ず来るから
もう振り返らない あの日を焼べて
淡雪は手の平で消えていった

00:00 / 04:08

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

淡雪ノ詩 offvocal

閲覧数:24

投稿日:2023/04/05 16:56:17

長さ:04:08

ファイルサイズ:3.8MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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