小さな宇宙の彗星の粒が
大きな夜空に降り注いで
刹那の光を身に纏っては
孤独な旅路の終わりを告ぐ
やがて空は白み 朝を迎えたとて
星たちは命を燃やしている
冬を編む光の糸
なぞる手は震えているの
形のない苦しみなら棄ててしまおう
指折り数えて
地球はいつしか夢をみてた
出逢いはめぐると判ってたんだ
静かの海よりそれは遠くて
音のない闇間に呑まれていく
枯れ落ちた枝葉は次の芽を温め
人は争うだけ 虚しいだけ
星の雨 ほら見えたよ
今日はもうこのまま眠ろう
願うのは小さなこと
〝溢れていく涙を隠して〟
煌々と果てる
今 叶うなら
こんな綺麗な夜なのに
明くる日の心を穿つ
この惑星の果敢無さに似た
それはまるで奇蹟のような
冬を編む光の糸
なぞる手は震えていたの
形のない苦しみなら棄ててしまおう
光 止む前に
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