僕の中に燻ぶってたあの痛みが 一枚に焼き付いた
熱のないあの瞳を思い出して 色のない夢を見る
水溜りを跳ねたその脚に 見とれたのは一瞬で
手を引かれたその刹那 あの目に射抜かれてた
狭いphotoboothの上で
その一線は超えられない 触れられない唇の痛みが疼く
シャッターが僕らを切り裂く前に せめて痕を残してほしかった
"M"と"F"で分けられたこんな世界じゃ 「自由」なんて紙切れのよう
たった一度の逢瀬が許されたのは 永遠(とわ)の囲いの中だけ
思い出から作り出した あなたと寝た夜が過ぎ行く罪深さ
朝日は現実と涙照らした 歪んだ僕を差しおいて
変わりゆく日々 移ろう季節
セピア色のあなたが薄れる頃 世界は何色に染まってるの
この命が絶えゆく時 忘れたくないあの人と感じた熱を
神様が僕らを切り裂く前に せめて最期には優しい夢を
その一線は超えられない 触れられない唇の痛みが疼く
シャッターが僕らを切り裂く前に せめて痕を残してほしかった
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