あの星になれたなら　星空の世界の中で
私は輝けるのかな　夜空を照らす月のように


何度巡っても出口はない　いや出口なんてないかもしれない
光は無く無機質な　この迷路から抜け出せないよ

ぼんやりと光が見える　そう思って駆け寄ったら
それはただの幻のようで　この密室を放浪するよ

いくつかの時間が経ち　突然見える光の線
私は涙をこぼしながら　光るそれに向かって駆けてった

風が吹いて夜空が揺れる　自然の神秘身体(からだ)で感じ
暗闇にいるもう一人の自分　星になる術(すべ)聞きに行こうか

夜空を照らす月のように　輝きたいけど輝けない
神秘の光は地に届かない　林の中でなにをしたらいい?

夜空を照らすあの月は　どうしてあんなに輝くのか
その答えなんて思いつかない　私にはなれるわけないさ
あの月に


どこにいるかすらわからない　月を見ててもわかりはしない
雲が月に重なって　頼れるものはなくなった

道すら見えない暗黒で　後ろの道が消えてゆく
「後戻りなんてできないか」と　私は前に進むことにした

林の木々をかいくぐり　自然の風を感じつつ
どうでもいい気に侵されて　静寂の草原を駆けてった

今宵の月は綺麗でした　完全無欠の満月でした
その月光に照らされた私　「なれるわけないんだね」と 呟いた

夜空を照らす月のように　昇りたいけど昇れない
私が月になれないのなら　いったい誰が照らすというの?

暗いままの地上からは　もはや何も感じない
なんだか眠くなってきた　いっそこと寝ちゃおうか　　
果てまで


あの星になれたなら　星空の世界の中で
私は輝けないだろう　夜空を照らす月のように

夜空を照らす月のように　輝きたいけど輝けない
神秘の光は地に届かない　林の中でなにをしたらいい?

夜空を照らすあの月は　どうしてあんなに輝くのか
その答えなんて思いつかない　私にはなれるわけないさ
あの月に　あの星に　あの空に　あの光に