無味乾燥のニュータウン 迫る魔の手が合図
鍵もかけずに飛び出す モノクロの部屋

胸に響かぬ愛に夢に 未練は無いよ
純潔-いのち-はとうに棄てたの 輪廻の果てに

燃える空に 揺れるシャドウ 逆光
怖れさえも 焼き捨てて

闇に光る 紅い月のように
終焉-おわり-告げる 危うく鮮明に
刺し違えた視線に遺すは
いつかのルビーにも似た 紅い目で

退廃してく世界 荒んだ骸でも
魂までは 何処にも葬れぬまま

盛りの頃の甘言並ぶ 物語-シナリオ-なんて
夜に連れ込む口実 神話を真似た

愛しい面影重ねる どうせ
代わりなんて いくらでも

紅い果実に 毒されてたって
最後のアダムとイヴにならない
履き違えた優しさに刻んだ
凍てつくほど冷ややかな 紅い目で

闇に光る 紅い月のように
終焉-おわり-告げる 危うく鮮明に
刺し違えた視線に遺すは
いつかのルビーにも似た 紅い目で


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むみかんそうの(ニュー)(タウン) せまるまのてが(あい)ず
かぎもかけずにとびだす モノクロのへや

むねにひびかぬ(あい)にゆめに みれんは(ない)よ
いのちはとうにすてたの りんねのはてに

もえるそらに ゆれるシャ(ドウ) (ぎゃっ)(こう)
おそれさえも やきすてて

やみにひかる あかいつきの(よう)に
おわりつげる あやうくせん(めい)に
さしちがえたしせんにのこすは
いつかのルビーにもにた あ(かい)めで

たいはいしてくせ(かい) すさんだむくろでも
たましいまでは どこにもほうむれぬまま

さかりのころの(かん)(げん)ならぶ シナリオ(なん)て
よるにつれこむこうじつ しんわをまねた

いと(しい)おもかげかさねる (どう)せ
かわりなんて いくらでも

あかいかじつに どくされて(たっ)て
さいごのアダムとイヴになら(ない)
はきちがえたやさしさにき(ざん)だ
いてつくほどひややかな あ(かい)めで

やみにひかる あかいつきの(よう)に
おわりつげる あやうくせん(めい)に
さしちがえたしせんにのこすは
いつかのルビーにもにた あ(かい)めで


※カッコ内は１音